2016年6月20日

渓流用ナイフ(小型)をつくってみた。

渓流用を銘打ちながら、どんどん大型化して渓流に持っていけなくなったナイフの代わりに、
「渓流用のナイフ(小型)」をつくってみることにしました。
というわけで、珍しくいきなり完成です。→

パッと見、以前作った小出刃みたいですが、全長が短いため、後ろの輪っかは小指じゃなくて薬指に掛ける感じになります。
小指にかけて人差し指は背の方に当てて使うほうが多いかも。

鋼材はZDP189を使用。硬度は脅威の67です!
全長13.6cm、刃渡り6.5cm、厚みが2.5mm。
刃の角度が鉛筆法で15度位。
焼きはいつもの八田工業さんにお願いしました。
シースはカモ柄の2mmで、カイデックスに初挑戦です。

↓は一緒に焼きに出したD2のナイフとの硬さの比較です。734と924と記載がありますが、ビッカース硬さだと更に差があるような感じがしますね、ロックウェル硬度比較だと67.5と61.5といったところらしいです。

ZDP189初めて使いましたが、これはいい! カミソリみたいに切れるし、刃持ちがいいのも実感できます。
手持ちのナイフ類では頭ひとつ飛び抜けてる感じです。
硬いため刃こぼれしやすいと聞いていましたが、50センチ級のトラウトの背骨を切断しても欠けもしなければ鈍りもしませんでした。
普通に砥石で砥げますし、小型のナイフとしては、いまのところネガがないですね。

その代わり、作るときに厳しいな、というところがありまして、ヤスリがかなり効き辛いのと、糸鋸がほぼ使い物になりませんでした。

全体はベルトサンダーで削ったので別にいいんですが、丸を抜くのに糸鋸でやるはずが、全く切れず…結局大きめの穴をドリルで開けて、リューターのダイヤモンドビットでひたすら削るという苦行が開始されるはめに…

ボール盤があれば円状に穴を開けまくる方法も取れるかと思うんですが、手持ちのドリルだと流石に失敗しそうなので…
そんなわけで穴あけに製作時間の半分くらい持ってかれた感じです。

ダイヤモンドとか、ペーパーとか、硬度を稼げる工具が無いと加工が厳しいかもしれません。
切れ味的には、充分その価値はあると思いますが、ヤスリと金鋸オンリーだと、かなり序盤でめげるかも。
カイデックスは水濡れ気にしなくていいのが助かります。
カモ柄もこのサイズだとかわいらしい感じに仕上がりますね。
オーブンで柔らかくしてフォームで挟むだけなので、ナイフのシースと言わずいろいろ作れそうな感じがします。
感じがするだけで思いつかないのは頭が硬いからなんでしょうが…

→前から買おうか悩んでたオプティマスの8Rをポチってしまったので、日帰りばかりでなく、釣りを兼ねて、ソロキャンプとかにもでかけてみようかと画策中です。

次はzdp189の残材からもう一本小さいのが取れそうな感じなのと、VG10の大判のがあるので、中華包丁風なのとか。
cv134を買ってあるので、鉈っぽいものを作ろうかと考え中です。
これはデザインも何もないので、しばらくかかりそうですね…

2016年6月4日

縦型クッカーセットをつくってみた。

ジェットボイルっぽい縦長のクッカーを自作しましたが、(組み合わせただけ?)あまりにも普通に使っているため、紹介し忘れていました…
本物のジェットボイルと比べて、軽い以外のメリットはないのですが、手持ちのものでいろいろ試していくうちに、これに落ち着きましたので掲載しておきます。

内容物

・ベルモントのチタンクッカー(多分)
・EPIのチタン蓋
・エバニュー アルコールストーブスタンド
・自作ガスストーブ(S.S-Burnerコピー)
・共用ライターガス缶
・タバコ型ライター
・ゴトク用チタン丸棒×2本
・ベルモントのチタンマグ(二重タイプ)大小2ケ
・布巾とポリ袋

以上がまとめてスタッキングできます。
収納状態のサイズはクリーンカンティーンの中と同じくらい。

(エバニューの上にクッカーを乗っける感じで収納しています。収納サイズが大きくなりますが、汚れが気にならないのでおすすめ。)


ライターガスを使った自作バーナー(S.S-Burner)の設計図を公開してくれている方がいらっしゃいましたので、参考につくったバーナーが熱源です。ものすごくコンパクトで扱いやすい物なのですが、それがエバニューのアルコールストーブスタンドにシンデレラフィットしました。

仕切りの円盤の様なものの中央にピッタリの穴があいていまして、そこにすぽっと嵌めるとうまい具合に固定される上に、横の大きめの穴からガスの噴出口部分が入れられます。

元はアルコールストーブ用に使っていたエバニューのスタンドが今やガス用と化しています。
ライターガスが意外と燃焼時間が長い割に軽いので、釣りに行く時など、軽さや耐風性、燃焼時間等考えるとアルコールよりバランスがいいです。
風があるとアルコールじゃ燃費が極悪になりますので…

OD缶と比べると燃焼時間に差があるものの、ライターガス缶はアルミ製なので、コンパクトなセットになるほど鉄製のOD缶はボトルネックになっていきます…
ここまでチタンで揃えちゃったので、鉄製の燃料缶を入れるのはちょっとためらわれます。アルミか、チタンの詰め替え缶とかでないもんでしょうかね…

重量は上記の全部を含めて413g。
マグ類や布類を抜いた最小構成で274gです。
燃料込みでこれはなかなかな数字じゃないでしょうか。
もっと軽くもできるんですが、使い勝手も考えるとこれでいいかなと。
ジェットボイルがガス缶抜きで500gですからガス缶含めだと850gくらい。
500g以上軽いということで、マグなしだと本体分がまるまる浮く計算ですね。
マグ込みだと、片端からチタン製にしても結構持ちおもりしてますし、お気に入りのチタンマグがかなり重いのでシングルウォールの軽いマグにしようか考え中です。
でも持った時に熱くないし、コーヒー飲むのに普段から使ってますので愛着があるんですよね。
ベルモントのチタン製品シンプルで好きなんですが、エバニューとかと比べるとちょっと重い気がします。

ガス缶の方をネジの調整式にしたいなと思いつつ、すぐ忘れて1年位放置されているので、そのうち手を付けたいなと覚書きしておきます。

2016年2月27日

渓流用ナイフ(細目)をつくってみる2

というわけで渓流用ナイフ(細目)が完成いたしました。
こちらです。→

ハンドル部分は予定どおりシャムガキを使いました。
今回使った木は芯材との境だったのか、集成材なのか、途中で色が変わっていてちょっとしたアクセントになってますね。
一応シリーズなので太めと同じようにピンは外側にでないようにしています。
デザイン的にはもっとハンドルの刃先方向にむかって薄くしていった方がかっこいいかなとも思うんですが、使い辛くなりそうな気がしたので躊躇してしまいました。
なので、デザイン的にはまだ納得できていないので、そのうち削っていくかもしれません。



裏側も似た感じですが、ちょっと暗めで模様がさらに変です。

刃の方も本格的に研ぎをいれて試したところ、過去最高に角度をつけて削ったためかスパスパ切れる!
今回は野菜とかもけっこういけます。
ただイモやカボチャはまだ微妙です。たぶん2㎜くらいまで厚みを落とせば何とかなりそうな気がしますね。

刃先の角度は、鉛筆と分度器で図ったところ15度強ほどになりました。
小出刃で40度とかいってたので、ずいぶん薄くなってきました。

あとはシースを作らないとですね。
それが終わった後はZDP189が控えてますので、また何か考えます。

もっと小さいナイフか、それかいっそペティナイフみたいなのにしようか迷い中です。

そろそろ装飾っぽいのにも挑戦してみたいなとも。
次はいつになるやら…w



2016年2月11日

ホワイトボード型メモ帳をつくってみた

以前からあったら便利そうだなと思っていたものをつくってみました。

・持ち運びに便利な、サイズ(好きで使っているロディアの11と同じくらい)のホワイトボードです。

考えごとしてるときや、ちょっとした買い物のメモなど、部分的に書いたり消したりという作業が一番楽なのがホワイトボードかなと。
「スパッと跡形もなく消せて、まっさらな状態で書き始められる。しかもなめらかでコンパクト。」というのをコンセプトに、今回はボード部分にINAXの白いタイルを使用してみました。
表面がぬめる感じがするぐらいなめらかで、書き味、耐久性は最強ではないかと。
そして、固い革と、1mmアルミ版を使ってたわみを無くし、収納状態でも文字が擦れないようにして、消しやすいインクを使えるように。
これで書く消す作業において、普通のホワイトボードを越える快適さが簡単に得られます。小さいから出来ることですけど、実際かなりいいですよ。タイル。

普通の真四角のタイルをガラスを切る要領でカットし、端をペーパーで整えるだけで結構簡単に好きなサイズに出来ます。

問題はペンの改造部分で、ペン先が細くて、全長の短いホワイトボードマーカーを作らなきゃいけないんですが、これがムズいです。売ってれば手っ取り早いんですけどね。
今回はダイソーのペンをカットしたり、お尻部分を逆にして革の切れ端をつけてみたり、0.1mm水性ペンのペン先に付け替えてみたりといろいろしてはいるんですが、いまいち納得できません。
書く消す、は最初かなりいい感じでできるんですが、ペン先が乾くのか段々かすれてきちゃうんです。またキャップしてしばらくすると書けるみたいな。ペン先を0.3mmにすれば改善するかなーと思いつつまだ試せてません。
           
ヌーボード用のぺん先が細くていい感じで書けるんですが、全然消えてくれないんですよね…
今のところ、普通に水性ペンの方が書きやすいし消しやすいです。消すときちょっとのびるのが欠点ですけど。
ちなみに分割式になってますが、固定方法はムギゅっとはまってるだけという…そのうち固定できなくなってきたらバンドでとめるか、本みたいに開くようにしようかなと。
というわけで、全体としては今一歩という所なんですが、サイズ感やタイルはとてもいいです。
課題としてはペン先を変えるか、インクを遅乾型に調節するか、ですかね?
…のんびりがんばります。

2016年1月24日

渓流用ナイフ(細目)をつくってみる1

あけましておめでとうございます。
去年の10月ぐらいにアップできたらいいなと思っていた記事が、年明けになってしまいました…
というわけで、太めナイフの片割れがある程度進みました。こちらです。→
ステーキナイフっぽい感じかなとおもうんですがどうでしょうか?

実は形を作っているときに参考にしたのがカナディアンベルトナイフっていう刃物なんですが、最初はそのまま作るはずだったのに、今回の鋼材から上手く2本とれなくて、あっちを削って角度を変えてとやっていくとあら不思議。いつもの国籍不詳ナイフになりました…

言われてみても、なにいってるのレベルで原型は無いですね。どっちかというとステーキナイフっぽい。
けどそれにしてはゴツいという。まあいつものことですけども…

けど形自体は気に入っていて、手に持ったときのしっくり感は今までで一番いいです。
ハンドルの部分の形が、思ったよりいろんな持ち方に対応できていて、使いやすそうな感じがします。ハンドル材をまだつけてないので今後どうなるかは分かりませんが、太めと同じシャム柿をつけてみるつもり。
まあ、ここまで変な刃物しか作ってないので、そのせいで使いやすく感じてる部分もあるかといえばどうなんでしょう。

残念な点としては、刃を薄くする予定だったのが、なぜだか厚いままです。
ベルトサンダーで削る予定だったんですが、サンダーにガイドを作らないとベベル部分が上手く削れないことが判明したので次回に持ち越し。
薄くがコンセプトだったのに…
何か失敗しそうな気配がしたので、もうちょっと安い鋼材で一度やってみようと思います。

そんなこんなで、もう少し削り跡を消したら焼きに出して、次回は完成ですね。