せっかく作るなら個人的に大好きなウェグナーの椅子が作りたい。
・ハンス・J・ウェグナー(Hans Jørgensen Wegner)さんのペーターズチェア(peter's chair)のレプリカです。
←今回も記事にするのを忘れかけたのですが、なんとか作業途中の写真も撮れました。
「ハンス・J・ウェグナー完全読本」という本に分解図や、サイズ等のってまして、それによると実物は、
「縦310、横420、高460、座面高250」とのこと。
「縦270、横330、高390、座面高200」が今回作ったサイズなので、全体に一回り小さいです。
「座面の高さが200で腰幅が230あればいい」という聞きとり調査のデータを元に、分解図を方眼紙にトレース→パソコン上であちこち変更しつつ製図→pdfでA3用紙に印刷という手順でつくりましたので、実物持ってる方には全然違うじゃんと言われそうな気もします。
側板の取っ手穴を図面上で付け忘れ、気づかずそのまま出来上がってしまいましたので余計に違って見えますね。
丈夫なパイン材で作ろうかと思ったのですが、節が多く、加工がしづらそうに感じたので、節がなく見た目の面白いこの材にしてみました。(2.5cmの材を削って2cmにしてもらいました。その作業代あわせて3000円くらい。)
非常に加工しやすいですが、ちょっと柔らかすぎて、スグ凹んだり傷がつくので、
ベルトグラインダーをつかってみたかったので、結構ノリノリでつくり始めたんですが、物置内は切子でえらいことになるわ、溝をほったりする作業がきついわで、結構作業負荷が大きかったです。以前のBRチェアの3倍強くらいでしょうか。
…ただこのイス、元のお値段が4諭吉オーバーなので、私には自作以外の選択肢が残されていません。
誕生日が目前なのも相まって、逃げ道のない背水の陣って感じで作業できたので、士気はかなり高かったです。
ただの可愛いディティールかと思ったら、材が反ってても組立に支障がないようにする機能があったり、加工しやすい工夫だったり。
こんな構造で分解しちゃわないのかなとちょっと不思議に思っていたのですが。
背もたれをはめ込んだ時のぐらつきの無さは感動モノです。
無駄も破綻もなく、さらには作りやすい。
まさにハイレベル。
若い頃にデザインしたらしいですが、ホントに凄いです。
ボーエ・モーエンセンという、ウェグナーの親友の息子さんの誕生を祝って作った椅子が元になってるそうなので、贈り物にはぴったり。
つくり甲斐ありますので、作って贈ってみてはいかがでしょうか。